今年で入社して21年目です。
左官職人になる前は、現場作業員や工場勤務など、色々な職についていましたが、「手に職をつけて永く働ける、職人になろう」と思ったことをきっかけに、30歳の時に左官職人に転職しました。
入社したての頃は、作業現場は今よりもっと職人気質な環境だったので、殺伐とした現場もあったりしましたが、今の現場は安全環境を何より大事にしています。特に夏の作業は、絶対に熱中症にならないよう、配慮が行き届いた現場ばかりです。会社からも、もちろん空調服や経口補水液が配られます。
コロナ渦でマスクが手に入りにくかった時も、会社でマスクの手配をして、職人全員に配ってくれたときは、本当にありがたかったです。また、民間団体保険に加入しているので、コロナで休まないといけなかった時も、休業給付金をいただくこともできました。
作業に入るのは、大手のゼネコンの現場ばかりなので、仕事が途切れることもないし、ゼネコンに提出する書類関係や、現場に行くための車輛の手配も、会社で行ってくれるのでとても助かっています。
また、資格取得の為の特別教育の開催や、国家資格受験の手続きなども会社で積極的に行ってくれるので、左官職人として必要な資格は、ほとんど会社でとることができました。職人としての技を磨くだけでなく、裏でのサポートが厚いところも、とても魅力だと思っています。
01Q 1.主な業務内容を教えてください。Comment 01
商業施設や学校の床や、壁の仕上げ作業をメインで行っていますが、ゼネコンの所長と工程の打合せをしたり、他の業者と、「効率よく全体工程を進めるには、どう動けばいいか」等、職長として、全体工程を見ながら作業にあたっています。
また、若手の職人や、外国人実習生もいるので、左官の指導も行っています。
外国人実習生は、言葉が通じづらい分、目で見て仕上げ作業を覚えてもらわないといけないため、鏝(コテ)の握り方、手や腕の使い方など、わかりやすく見せられるよう、日々心掛けながら、教育しています。